デヴィ夫人の新党結成! ペットの政党「12(ワンニャン)平和党」

先日、タレントであり動物愛護活動家としても知られる 「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノ氏がペットのための政党を立ち上げ、政界進出を宣言しました。
その名も「12(ワンニャン)平和党」。
まさに動物と動物愛護家のための ワンイシュー政党――かつての「NHKから国民を守る党」のように、既存政党とは異なるアプローチで、ひとつの課題に特化して取り組む政党といえそうです。
この記事では、話題の新党「ワンニャン平和党」の具体的な政策や世間の反応、そして私たちへの影響までわかりやすくご紹介します。
「ワンニャン平和党」誕生の背景とは?
世界を股にかけて動物愛護に関わってきたデヴィ夫人。
そんな中、日本では 犬猫の食用を禁じる法律すら整備されていないという現実に直面し、強い憤りと悲しみを抱いたそうです。
公式サイトには、こんな言葉が綴られています。
「過去8年間にわたり日本でも同様な活動をし、政治家にも協力を要請してきましたが、犬猫の食用を禁止する法案の実現は叶いませんでした」
その悔しさから、 犬や猫の命を守ることを中心に据えた新政党「ワンニャン平和党」 を設立することを決意。
まさに、 “動物のための政治” を掲げる、新しい政党の誕生です。
「ワンニャン平和党」の政策は?
公式ホームページ(https://wannyanheiwa.com)では、次のような 理念と提言 が紹介されています。
理念
- 犬猫の食用禁止の明確な法制化
- 犬猫に対する道徳観を民主的な先進国と共有し日本の国際的イメージを高める
5つの提言
- 犬猫の食用禁止の明確な法制化。
- アニマルポリスの設置と、動物虐待や不適切な多頭飼いに対する厳罰化。
- 災害時における犬猫救済、捜索犬、警察犬、セラピードッグ等の職業引退後の生活支援。
- 犬猫のブリーダーを免許制にする。
- 教科書に犬猫愛護を盛り込む。
さらに、「目指す日本」としては以下の12項目を掲げています(まさに「12=ワンニャン」ですね)。
12平和党の目指す日本
- 犬猫の食用禁止の明確な法制化。
- 災害時における犬猫の救済。
- 殺処分ゼロをめざす。
- 犬猫のブリーダーを免許制とし、里親を登録制とする。
- 盲導犬の飼育条件改善、AI ロボットの開発を推進。
- アニマルポリスの設置と、動物虐待の厳罰化。
- 動物虐待事犯に対する厳格な法の行使を検察、裁判官に求める。
- 動物愛護管理士などの育成。
- 捜索犬、介助犬、セラピー犬、盲導犬等の引退後の生活支援。
- 犬猫愛護関係の国の予算拡充。
- 教科書に犬猫愛護を盛り込む。
- 犬猫の不適切な多頭飼育や遺棄の厳罰化。
犬や猫、ペットたちを愛するひとりの人間としては、いずれも賛同できるものばかりです。
世間の反応は? 飼い主・専門家・政治家の声
SNSでは「こういう政党を待っていた」と肯定的な反応が多く見られました。
一方で、過去にデヴィ夫人が動物の毛皮を用いたファッションをしていたことを引き合いに出し、疑問を呈する意見もあります。
政治の専門家からは「ワンイシュー政党は注目はされやすいが、政策実現には他党との連携が不可欠」という 現実的な課題も指摘されています。
ちなみに、 共同代表には「世界愛犬連盟」創設者の堀池宏氏や 元・石丸伸二氏の参謀、藤川晋之助氏も加わっており、話題性と専門性を兼ね備えた布陣とも言えそうです。
これからの「ワンニャン平和党」
「ワンニャン平和党」が国政でどこまで影響力を持つか、現時点では未知数です。
一方、こうした取り組みが始まったという事実のみで 動物福祉の議論が一気に広がったことは紛れもない事実でしょう。
ペットを家族の一員と考える人が増えた今、私たち一人ひとりの意識も問われています。
日常の中で「命を大切にする選択」を積み重ねていくことが、より良い社会につながる第一歩になるかもしれません。
「ワンニャン平和党」が今後、どのように社会に働きかけていくのか、そしてその活動がどのような広がりを見せるのか、引き続き注視していく必要がありそうです。
- Updated on 2025.04.06
- published on 2025.04.05