愛犬家のみなさんなら一度は「うちの子は人間でいうと何歳だろう?」と考えたことがありませんか?
犬の平均寿命は約10~15年程度と言われており、人間の何倍ものスピードで歳を取ります。 「うちの子はまだ若い!」と思っていても、いつのまにか自分の年齢を追い越されていることもあるでしょう。
愛犬家のみなさんなら一度は「うちの子は人間でいうと何歳だろう?」と考えたことがありませんか?
犬の平均寿命は約10~15年程度と言われており、人間の何倍ものスピードで歳を取ります。 「うちの子はまだ若い!」と思っていても、いつのまにか自分の年齢を追い越されていることもあるでしょう。
今回は、体格や犬種に合わせた年齢換算の方法をご紹介します。
「犬の年齢を7倍すれば人間の年齢に換算できる」という説を耳にしたことはありませんか?
しかし、実際は犬種や体の大きさによって歳を重ねるスピードは異なるため、このような単純計算ではあくまで概算。 そこでご紹介したいのが、ペット先進国はイギリス「BBC News」で紹介された米ジョージア大学助教授、ケイト・クリービー氏の計算方法です。
ここまでは、犬種ではなく体の大きさで計算します。
サイズ | 一年あたりの加齢率 |
---|---|
小型犬 | 12.5 |
中型犬 | 10.5 |
大型犬 | 9.0 |
例えば生後2年のチワワなら、
2年 × 12.5 = 25歳
ということになります。 一般に言われる「7倍」で計算すると14歳ということになるためすでに11歳もの誤差が生じてしまっています。
続いて、下記のリストから自分の愛犬の犬種を探してみましょう。 2年目以降は下の計算で算出された数字を足していくことで、人間の年齢に換算することができます。
サイズ | 一年あたりの加齢率 |
---|---|
ミニチュア・ダックスフント | 4.32 |
ボーダー・テリア | 4.47 |
ラサ・アプソ | 4.49 |
シー・ズー | 4.78 |
ウィペット | 5.3 |
チワワ | 4.87 |
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア | 4.96 |
ビーグル | 5.2 |
ミニチュア・シュナウザー | 5.46 |
コッカー・スパニエル | 5.55 |
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル | 5.77 |
パグ | 5.95 |
フレンチ・ブルドッグ | 7.65 |
サイズ | 一年あたりの加齢率 |
---|---|
スパニエル | 5.46 |
ブルドッグ | 13.42 |
サイズ | 一年あたりの加齢率 |
---|---|
ラブラドール・レトリーバー ゴールデン・レトリーバー |
5.74 |
スタッフォードシャー・ブル・テリア | 5.33 |
ジャーマン・シェパード・ドッグ | 7.84 |
ボクサー | 8.90 |
例えば、生後5年のミニチュア・ダックスフントとフレンチ・ブルドッグがいた場合、次のような計算になります。
ミニチュア・ダックスフントの場合
生後2年 = 2年 × 12.5 = 25歳 生後2年以降 = 3年 × 4.32 = 12.96歳 25 + 12.96 = 37.96歳
フレンチ・ブルドッグの場合
生後2年 = 2年 × 12.5 = 25歳 生後2年以降 = 3年 × 7.65 = 22.95歳 25 + 22.95 = 47.95歳
このように、同じ小型犬でも歳のとり方にかなりの違いがあることが分かります。
非常に優秀な上記の計算方法ですが、残念ながら日本で人気のトイ・プードルや柴犬は紹介されていません。
以下はやや簡易版になりますが、どんな犬種でもおおよその年齢を割り出せる計算方法をご紹介します。
小型・中型犬は、最初の2年で人間の24歳ほどに成長して、3年目からは1年に4歳ずつ歳を重ねるといわれています。
そのため、24 + (生後年数 - 2) * 4
の計算式で求めることができます。
例えば生後4年の柴犬の場合は、
24 + (5 - 2) * 4 = 36歳
ということになります。
次に、グレート・ピレニーズやダルメシアンといった大型犬の計算方法について説明します。
小型・中型犬とは成長のスピードが違い、1年で人間の12歳ほどの年齢に成長し、その後は1年ごとに7歳ずつ歳をとるといわれています。
そのため、12 + (生後年数 - 1) * 7
の計算式で求めることができます。
これなら簡単に計算できますね。
ただし、歳の重ねるスピードは体質や飼育環境も関係してくるため、全ての犬がこれらの計算式に当てはまるとは限りませんのでご注意ください。
実際の愛犬の年齢を知ると、意外にも高齢で驚いた方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、私の愛犬「こたろう(オス・8歳・チワワ)」をケイト・クリービー式で計算してみたところ、54歳というまさかの結果に……! いつまでもかわいいと思っていた子が、いつの間にかすっかり中年期に突入していました。
言葉を話せない動物だからこそ、飼い主である私たちがしっかり健康管理をしてあげて、少しでも長生きできるように手助けしてあげましょう。