かわいいワンちゃんには、愛情を込めた手作りフードを作ってあげたいですよね。 ワンちゃんのためにもなりそうな手作りフードですが、実はデメリットも多いんです。 今回は手作りフードのデメリットを6つご紹介します。
かわいいワンちゃんには、愛情を込めた手作りフードを作ってあげたいですよね。 ワンちゃんのためにもなりそうな手作りフードですが、実はデメリットも多いんです。 今回は手作りフードのデメリットを6つご紹介します。
ワンちゃんは雑食ですが肉食寄りなので、動物性タンパク質が必要です。 毎日の食事を作るために、肉や魚を用意する必要があります。
手作りフードにかかる費用が家計を圧迫してしまうことも。
毎日献立を考えて手作りフードを作る必要があります。 慣れるまでは1時間以上かかってしまうことも。 忙しい朝や夕方に家事をしながらワンちゃんのご飯を作るのは大変。
体調が悪い時でも、ワンちゃんのご飯は必要なんです。
人は食べることができても、ワンちゃんには危険な食べ物はたくさん。 手作りフードを作るなら、使ってはいけない食材をしっかり知る必要があります。
ネギやタマネギ、ニンニク、ニラなどには、ワンちゃんの赤血球を破壊する成分が含まれています。 食べてすぐには症状が表れませんが、数日後に貧血を起こしてしまいます。 加熱しても分解されません。 個体差はありますが、絶対手作りフードに加えてはいけません。
ワンちゃんは骨を食べても、胃酸で溶かして消化することができます。 でも、とがった動物の骨や魚の骨が消化器官を傷つけてしまうことも。 傷口が炎症を起こしてしまい、最悪の場合死に至ります。
生卵の卵白にはアビジンという脱毛や皮膚炎の原因となる物質が含まれています。 生魚の内臓に含まれるチアミナーゼにはビタミンB1を破壊する酵素が含まれています。 生卵も生魚も、加熱調理すれば大丈夫です。
アボカドに含まれるペルジンは胃腸にダメージを与えてしまいます。 おう吐や下痢を起こしてしまいます。
この他にも、カフェインやブドウなどワンちゃんには危険な食べ物がまだまだあります。 ときどき食べるだけなら大丈夫でも、毎日与えると病気の原因になってしまう食材も。 手作りフードは食材選びから大変なんです。
手作りフードの献立を考える際に重要なのが、栄養のバランス。 栄養バランスの偏りが原因で病気になってしまうことがあります。
タンパク質、脂質、炭水化物、無機質、ビタミン・ミネラルは、健康に生活するために必要な栄養素で5大栄養素と呼ばれています。 これらの栄養素は摂りすぎても不足しても、体に良くない影響が出てきてしまいます。
手作りフードを作るなら、食材に含まれる栄養素を詳しく知る必要があります。
ワンちゃんが必要な栄養素は人とは全く違うんです。 塩分量は人より少なくて良いですが、カルシウムは人の十数倍も必要です。
人が主食としている炭水化物はそれほど必要としなかったり。 逆にタンパク質が大量に必要だったり。
ワンちゃんと人では消化、分解する能力も違うので、当然かもしれませんね。
ワンちゃんの手作りフードが人間と同じ献立では栄養素が偏ってしまいます。 栄養バランスの良い手作りフードを作るには、栄養素に関する基礎知識から学ぶ必要があるんです。
手作りフードを与えていると、ドッグフードを食べなくなってしまいます。 旅行に出かけたりして手作りフードを作ることができないときに困ってしまいます。 災害時には食材調達自体が難しいことも。 手作りフードを作ることができない期間が長くなると、ワンちゃんも体調不良になってしまいます。
うんちはワンちゃんの健康のバロメーター。 ドッグフードを与えていれば、毎日の調子をうんちで知ることができます。 柔らかかったり、下痢だったりすると、体調不良の可能性があります。
でも、手作りフードの場合はうんちでワンちゃんの調子を判断するのが難しくなります。 使う食材によってはうんちが柔らかくなってしまうことも。 毎日食材が変わるので、うんちの状態も毎日変わってしまいます。
実は、犬種によって必要とする食材が違うんです。
ビーグルやダックスフントなどの太りやすい犬種には高タンパク質・低糖質・低脂肪な食材を使った手作りフードを与えることで、体重を管理することができます。
体が大きく内臓の小さい大型犬には、内臓の負担にならない消化しやすくて栄養価が高い献立を考える必要があります。
犬種によっても必要な食材と苦手とする食材があります。 自分のワンちゃんにはどんな食材が向いているのか、知る必要があります。
ワンちゃんにも食物アレルギーがあります。 卵、肉類、魚などのタンパク質や大豆、小麦などの穀物類、乳製品が原因として挙げられます。
手作りフードを与えた後、ワンちゃんの体調がおかしくないか注意してあげる必要があります。
手作りフードは愛情がこもっていますが、デメリットも多いです。 ドッグフードは栄養のバランスもとれていますし、飼い主さんの負担も大きくありません。 添加物が気になるなら、かかりつけの獣医さんに相談してみると良いですよ。 安心・安全なドッグフードを紹介してくれるはずです。