トリマーとしてペット業界に足を踏み入れ、いつかは自分のペットサロンを、と夢みる方も多いのではないでしょうか? 最近はペットの飼育頭数の頭打ち、そこからじわじわと減少……、とペット業界のこれからを憂う声もありますが、まだまだ都内では微増が続いています!
ここでは、ペットサロンを開くためにどんな資格、どんな工程が必要かご紹介します。
トリマーとしてペット業界に足を踏み入れ、いつかは自分のペットサロンを、と夢みる方も多いのではないでしょうか? 最近はペットの飼育頭数の頭打ち、そこからじわじわと減少……、とペット業界のこれからを憂う声もありますが、まだまだ都内では微増が続いています!
ここでは、ペットサロンを開くためにどんな資格、どんな工程が必要かご紹介します。
まず、日本には動物愛護法とも呼ばれる「動物の愛護及び管理に関する法律」があり、さらに各都道府県で定めた「東京都動物の愛護及び管理に関する条例」というものがあります。 その中で動物に関するお仕事をするには、
の7つに区分からそれぞれに適した「第一種動物取扱業」の登録が必要と定められています。
ペットサロンの開業に必要なのは「保管」ですが、これはペットサロンが一時的にわんちゃんを預かる形になるところに由来していて、例えば「出張トリミング」のような形であれば上記の登録は不要です。 ペットサロンでペットホテルサービスを提供してるケースが多いのはどちらも「保管」の区分になるからで、ペットトレーナーであれば「訓練」、ペットブリーダーであれば「販売」、ペットショップであれば「展示」の登録が必要となります。
結論からいうと、第一種動物取扱業(保管)の登録には以下の条件を満たす「動物取扱責任者」が必要です。 動物取扱責任者になるためには、
のいずれかを満たした上で、動物取扱責任者研修を受講しなければなりません。
動物取扱責任者研修は、動物取扱責任者になるために十分な知識があるかをはかるためのテストのようなもの。 東京都内だと世田谷区と立川市で月に1度行われています。
受講希望の場合は電話連絡のうえ、申請用紙を郵送してもらわなくてはならないため注意してください。 また、受講者が多く定員になってしまうこともあるようです。
第一種動物取扱業の登録申請に必要な書類は、
の合計5点。 1〜4までを動物愛護相談センター公式サイトからダウンロード、記入した上で動物取扱責任者研修を受講して5を揃えるとその場でスムーズに申請できます。
まず動物取扱責任者になるための研修の受講料が2,500円、そして第一種動物取扱業の申請手数料が15,000円で計17,500円が必要となります。
また、動物取扱責任者の資格は1年ごとに失効となるため、毎年2,500円を払って講習を受けなければなりません。 さらに*第一種動物取扱業の有効期限は5年で、更新手数料は申請時と同じ15,000円。
固定費と割り切って払い続けなければならないため、覚悟しておきましょう。
これまでの流れをおさらにすると、
これで問題がなければ申請は完了、念願のペットサロンオーナーです!
もしどうしてもわからないことがあった場合は、各都道府県の動物愛護相談センターに問い合わせると親身になって教えてもらえるのでぜひ活用してみてください。