今回はチンチラの魅力と、チンチラを迎えるにあたって必要な準備などを紹介していきます。

チンチラとは?

手からエサを食べるチンチラ

チンチラとは、チリ原産のげっ歯類で、日中は巣穴で過ごす夜行性の小動物。 見た目はうさぎとねずみの中間のような姿をしています。

また、人に慣れやすい、鳴き声が小さく匂いも少ないという特徴からペットとしての人気も高まっているとか。 さらに、チンチラは丈夫な生き物で正しい環境を整えてあげると10~20年生きることもあります。 比較的短命な小動物の中では飛び抜けて長寿といえるでしょう。

触り心地の良い毛並み、1匹1匹違う個性的な毛色も特徴です。

チンチラの飼育で必要なもの

ここからはチンチラを飼育するにあたって最低限揃えたい環境などについてご紹介します。

ケージ

生き物を飼うにあたって欠かせないのが「ケージ」。 実はチンチラ用のケージも販売されています。 チンチラは活発な子が多いので大きめのステップ付きのものがおすすめです。

エサ入れ

プラスチック製のものを使うとかじられてボロボロになってしまいがちです。 必ず金属製や陶器性の重さのある丈夫なものを選びましょう。

水入れ

水入れはゲージの外側から取り付けられる給水機を選びましょう。 エサ入れと同じく、飲み口が金属製のものを選びましょう。 また、ボトル部分がガラスなどの丈夫なものならなお良しです。

巣箱

チンチラは通常巣穴に住む生き物。 安心して休めるよう最低でも1匹につき1つは巣箱を用意してあげましょう。

ここでもかじっても大丈夫なよう、丈夫なものを選んであげてください。

回し車(ホイール)

チンチラに運動は欠かせませんが、犬のように散歩に連れて行くのは難しいです。 そこで、ハムスターのような回し車を用意してあげて運動不足にならないようにしてあげましょう。

もともと山に生きるチンチラは砂遊びを好みます。 拾ってきた砂は何かとリスクがあるため、専用の砂を購入するのが安心でしょう。

また、砂遊びの際に砂をまき散らしてしまうことがあるので、精密機器などは離れた場所に置くようにしてください。 砂遊びの時だけケージから出して衣装ケースの中などに移してあげたり、空気清浄機を近くに置くなどで対策している飼い主さんが多いようです。

かじり木

ねずみと同じげっ歯類のため、歯の伸びすぎを放置すると危険です。 ショップで販売されている防腐剤を使用していない専用のかじり木を購入しましょう。

また、桜や針葉樹などのかじり木の中にはチンチラにとって毒となってしまうものもあるため、選ぶ際は十分に気を付けてください。

チンチラのエサは?

チンチラの主食は干し草や牧草。 栄養補給として、たまにチンチラ用のペレットを与えるのもいいでしょう。

おやつとしてドライフルーツも好みますが、カロリーが高めなので与えすぎに注意してください。 また、水分の多い果物などはお腹を壊してしまうことがあるので控えましょう。

そして、チンチラは夜行性のため食べる時間は主に夜間。 日中は無理に起こさず、コミュニケーションは日が落ちてからとってあげると喜びます。

チンチラを迎えたい! 飼育の準備まとめ

愛らしいチンチラですが、やはりまだ一般的ではないため意外なところもあったのではないでしょうか? これからチンチラを迎える方は、正しい知識をしっかりと備えて、たくさん可愛がってあげてください。

飼い主さんとチンチラちゃんが幸せになれますように……!

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