愛犬・愛猫がインフルエンサーに!? SNSマーケティング講座

昨今、誰もがSNSを通じて大切な愛犬や愛猫との日々を発信しています。 そして、そんな何気ない投稿が時として多くの人の目に留まり、人気の爆発、フォロワーの増加からの書籍の出版やオリジナルグッズの販売へ展開することも珍しくありません。
もちろん、ペットたちは「映え」のためのファッションアイテムではなく、大切な家族の一員です。
そんなことは百も承知ですが、かわいい「我が子」を世界中の人にも見せてあげたい、そんな欲求もまた自然なものではないでしょうか。
ここでは、ペットたちに無理をさせたり、ストレスを与えたりしないよう十分に配慮しながら、俗にいう「バズる」現象について考えてみたいと思います。
愛情と共感を伝えよう!
実際に人気を集めた事例を見てみると、多くの飼い主もペットを「家族」として大切にし、その日常を自然な形で発信しています。
例えば、ある柴犬のアカウントでは、特別な演出はせず、飼い主との何気ない散歩や旅行の様子を投稿。
愛犬が楽しそうに走り回る姿や無防備に甘える様子が多くの人の心を打ちました。
また、保護猫を迎えた家庭が新しい環境に慣れていくまでの過程を発信。
焦らせないよう細心の注意を払いながら温かく見守る姿勢が共感を呼び、多くの人に「私も保護猫を迎えたい」と思うきっかけを与えました。
以上をまとめると、
- 統一感のある投稿と親しみやすいキャプション
- ハッシュタグ等の有効活用も
- ストーリー性と個性的な写真
- 写真や動画そのもののクオリティアップも重要
- フォロワーとの積極的な交流
- 独自のキャラクター性の確立
- 継続的な投稿
- 毎日投稿を続けることや、ストーリーズ等の活用も
といった部分は重要といえそうです。
一方、過度に着飾らせたり、不自然なポーズを強要するような投稿は一時的に注目を集めても、ペットにとって負担が大きくなります。
いわゆる 「炎上」と呼ばれる状況に追い込まれ、多くの批判に晒されるのは、飼い主にとってもペットにとっても望ましくありません。
ペットを第一に考えた投稿であることは絶対の前提条件としましょう。
「映え」よりも愛情重視の発信を
SNSでの発信が楽しくなると、「もっとバズりたい!」と思ってしまうこともあるでしょう。 しかし、本当に大切なのは愛情を持って接することだということをくれぐれも忘れないようにしましょう。
また、SNSでの注目が集まると真似をして「飼いたい!」という人が増えてくることもあります。 それ自体は悪いことではありませんし、先述の例のように保護活動に繋がることもありますが、一過性のブームになってしまうと無責任な飼い主が増える結果にも繋がりかねません。
その際は、発信者としてペットを衝動的に迎える人が増えないよう、責任を持って育てることの大切さも伝えていくことが重要です。
バズることが目的ではなく、あくまでペットとの関係をより深めることが先決。 そうしたあなたの姿勢が、多くの人に感動を与え、自然に共感を呼ぶことを願っています。
- Updated on 2025.03.27
- published on 2025.03.27