ペットを庭に埋葬。外来種は要注意?

ペットを庭に埋葬。外来種は要注意?

家族の一員として長い間を一緒に過ごしたペットが亡くなったら――。
愛情が深ければ深いほど、自分の近くで眠ってほしいと思うのは当たり前のことですよね。

でも、亡くなったペットを庭に埋めて問題ないでしょうか?
法律上の問題は?
生態系への影響は?

ここではそんな疑問にお答えしていきたいと思います。

庭に埋めていい? ダメ?

ペットが亡くなったら、自宅の庭に埋葬していいのでしょうか?
結論として自宅の庭など私有地であれば法律上問題ありません

ただし、私有地以外の場所に埋葬することは軽犯罪法に抵触してしまうため注意が必要です。
これには公園や河川敷などの公共の場所、山や海、また他人の土地などが含まれます。

庭に埋葬するときに知っておきたいリスク

法律では禁止されていませんが、庭に埋葬することには別の問題、リスクがあります。

野生動物に掘り返される恐れも

埋葬されたペットは、すぐに土に還るわけではありません。

完全に土に還るまでに必要な時間は30年から40年程度。
ペットの大きさや埋葬した土の環境によってはさらに時間がかかることもあります。

どれだけ気を付けていても、野良猫やカラスに掘り返されてしまうこともあるため注意が必要です。

土に還る過程で発生する臭いや虫の問題

生き物が土に還るときには、どうしても独特の臭いや虫が発生します。
衛生上よくないのはもちろん、ご近所とのトラブルの原因になりかねません。

ミクロな細菌の問題も?

ペットとして飼育される多くは、本来日本の自然環境にはいない生物
外来種はいうまでもなく、例えば隣県からきたペットであっても体内にはまったく違った菌を宿している可能性も。
そのまま土葬すると本来その土地にはいなかった菌が広がり、周囲の生態系を崩してしまう恐れもあります。

また、感染症が原因で亡くなったペットの場合も土葬は避けたほうがいいでしょう。

外来種の輸入について

県の食品生活衛生課(動物愛護管理担当部署)に問い合わせたところ、外来種は輸入の際に空港、または港で特定の病原体が混入しないよう厳重な検査がなされているため、土葬によって生態系への大きな影響はないとしているそうです。
ただし、検査されている病原体はあくまで人への影響の顕著なものに限られるため、日本本来の自然環境を守るという意味では自制するのが望ましいでしょう。
また、熱帯魚を川や海へ水葬することも軽犯罪法違反にあたるため注意してください。

リスクを減らすなら人と同じ「火葬」

おすすめしたいのは、人と同じように遺体を火葬してお骨にしてから土葬してあげる方法。
土に還るスピードを速め、臭いや虫の発生も防ぐことができるだけでなく、ほとんどの細菌も殺菌されるため感染症の心配もありません。

また、最近ではペット専門の葬儀社も数多くあり、しっかり火葬してくれるだけでなくお骨をペット霊園に埋葬することもできます。

気をつけないといけないのは、遺体の扱い方や費用の面でのトラブル
業者を選ぶときは事前にしっかり調べ、納得したうえで依頼することが大切です。

ペットとのお別れは後悔のないように

埋葬は大切な家族との最期の思い出になります。
安らかに眠ったはずのペットが掘り返されてしまったり、そのことが原因でご近所とトラブルになってしまっては悔やむに悔やみきれません。

思い出がいつまでも色あせないよう、悔いのないお別れにできるといいですね。

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