ペットたちは死んでも「虹の橋」を渡ったりしない

ペットたちは死んでも「虹の橋」を渡ったりしない

「虹の橋を渡った」というフレーズを耳にしたことはありますか?
これはペットが亡くなったとき、「あの世へ行ってしまった」というような意味合いで使われるフレーズです。

ですが、ペットたちは本当に「虹の橋」を渡っていったんでしょうか

これは断言できますが、渡ってはいません。

今回はそんな「虹の橋」についてご紹介します。

「虹の橋」とは?

1980年から1992年頃にアメリカで生まれたとされ、またたく間に世界中に広がった作者不詳の散文詩です。

さっそくですが、全文の原文、日本語訳をご紹介します。

Rainbow Bridge

Just this side of heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here, that pet goes to Rainbow Bridge.

There are meadows and hills for all of our special friends so they can run and play together.

There is plenty of food, water and sunshine, and our friends are warm and comfortable.

All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor. Those who were hurt or maimed are made whole and strong again, just as we remember them in our dreams of days and times gone by.

The animals are happy and content, except for one small thing; they each miss someone very special to them, who had to be left behind.

They all run and play together, but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.

His bright eyes are intent. His eager body quivers. Suddenly he begins to run from the group, flying over the green grass, his legs carrying him faster and faster.

You have been spotted, and when you and your special friend finally meet, you cling together in joyous reunion, never to be parted again.

The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head, and you look once more into the trusting eyes of your pet, so long gone from your life but never absent from your heart.

Then you cross Rainbow Bridge together.

日本語訳はこちら。

虹の橋

天国の手前に「虹の橋」と呼ばれる場所がある。
人と暮らした動物たちが死んだら、ここへやってくる。

ここには草原や丘が広がり、私たちの特別な友人はみんなで走りまわって遊んでいる。
たくさんの食べ物や水に囲まれ、十分な陽の光に包まれて、彼らは快適に暮らしている。

病気で老いた動物たちも、そこでは健康だった頃に若返り、元気に過ごしている。
傷ついた動物たちも、私たちが夢の中で思い返す姿と同じように、健康に過ごしている。

動物たちは幸せで、満たされている。
「ひとつのこと」を除いて。

残してきた「特別な誰か」がここにはいないから。

彼らが走りまわって遊んでいると、突然ひとりが立ち止まり、遠くをみた。

その目は煌々と輝き、その体はみるみる震えだす。
仲間たちの輪を飛びだし、草原を飛びこえ、その足はもっと速くと彼を運ぶ。

彼は「あなた」を見つけたのだ!

あなたはついに特別な友人との再会を果たした。
共に喜び合い、これから二度と離れることはないだろう。
あなたの顔には幸福なキスが雨のように降り注ぎ、あなたの手は再び愛する友人の頭を撫でる。

そして、あなたは彼の信頼の眼差しに応える。
あなたの生活からずいぶん長い間失われても、決して忘れることはなかった眼差しに。

こうして、あなたたちは一緒に虹の橋を渡る。

いかがでしょうか。

ペットたちは虹の橋を渡ったりはしません。
いつかやって来るあなたと渡るために、ずっと待ってくれています

なので、お別れのときは「虹の橋のたもとで待っていてね」と伝えましょう。

SNSで目にする「虹の橋を渡った」

花

冒頭でも触れた「虹の橋を渡った」というフレーズは、昨今インフラの一部ともいえるほど普及をみせる「SNS」で多く見られます。

そして、時には亡くなったペットの亡骸の写真が添えられることも。
これについて「自分の親が亡くなっても写真をとってSNSにあげるの?」との批判を呼び、物議を醸しています。

亡くなったペットの写真を撮ること自体はもちろん個人の自由ですが、それは本当に写真におさめ、友人や社会に共有しなければいけないことでしょうか?
SNSが公共の場である以上、目にする人への配慮は欠かせません。

いずれにしても、いつか虹の橋のたもとで再会する友人に胸を張れるよう、節度ある行動を心がけたいですね。

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