みなさま「ぷちこっこ」という生き物はご存知でしょうか? いかにも愛らしい名前。 そう、「こっこ」という響きからもわかるようににわとりなんです!
そんな「ぷちこっこ」ですが、いったいどこにいて、どんな特徴があって、どのように飼育すれば良いでしょう?
今回は気になる「ぷちこっこ」についてご紹介します。
「ぷちこっこ」とは、もともと「土佐ジロー」という品種のにわとりがペット用として販売される際の名称。 高知県原産の「土佐地鶏」とアメリカ原産の「ロードアイランドレッド」を交配させて作られた一代雑種です。
ぷちこっこを通常のロードアイランドレッドと比較すると、ロードアイランドレッドの体重が2キログラムほどになるのに対して、ぷちこっこは1キログラム前後にしかなりません。 たまごの大きさに関しても、ロードアイランドレッドが60グラム、ぷちこっこは50グラムとここでも差が出ます。
その他の特徴としては、
などがあります。
性格はおとなしく、ある程度慣れてしまえば突っつかれることもありません。
そして寿命は、約7~8年ほど。 小動物たちと比べると少し長いですが、犬や猫には及ばないようですね。
これらの理由などから、ぷちこっこは「ペットにできるにわとり」として人気を集めています。
ぷちこっこは高知県で飼育されており、ペットショップなどで購入することはできません。 鳥インフルエンザにより販売が中止されていた時期もありました。
ではどこで買えるのかというと、現在は「アグリビジネス高知(株)」さんが受注生産(?)しているそうです。 調べてみると高知県庁さんのWebサイトに記載がありました。
プチコッコの購入について(お知らせ)
プチコッコは、昨年度ご注文をされた皆様への配布がほぼ完了しました。 ご購入いただいたプチコッコが、ご家庭の一員として健康に育っていくことを願っています。
ご購入の予約やお問い合わせについて引き続き「アグリビジネス高知(株)」へお願いいたします。 (Tel. 088-883-4366 Fax 088-883-4370)
※プチコッコは受注生産となっています。 ご購入の予約をいただいてから、お渡しできるまでに90日から120日ほどを要します。 ※プチコッコはアグリビジネス高知(株)での引き渡しとなります(宅急便等には対応していません)。(高知市南久保12番地18号)
流れとしては、
となるようです。
ちなみにお値段は、1匹5,000円ほど。 通常のにわとりは3,000円ほどなので、ややぷちこっこの方がお高いようです。
実際に飼いはじめるにあたって必要なものや飼い方についてご説明します。
まず、エサを食べ散らかしたり、砂浴びで砂が飛び散ったりするため、大型の鳥小屋やケージは必須です。 フンの掃除がしやすい「受け皿つき」だとなお良いでしょう。
ぷちこっこの体を清潔に保つため、一般的な鳥類と同じくあると望ましいでしょう。
ぷちこっこは木にとまって眠ることもあるため、止まり木があるとベスト。 また、にわとりなので大人になると毎日のようにたまごを産みます。 安心して産卵できるように、産室になる落ち着ける空間を準備してあげましょう。
ぷちこっこの主食は穀類です。 ただし、時々野菜も与えましょう。
残飯などについては、パンやお米が「そのう(にわとりの消化器官)」の中で腐敗しやすく、病気の原因となることもあるので避けたほうが良いでしょう。
最初の1年は1、2日に1回のペースでたまごを産んでくれます。 そこから歳を取るにつれてペースは落ち、数日に1回程度になります。
産んだたまごを放置すると、割ってしまったり、食べてしまうこともあるため早めに回収してあげましょう。
ぷちこっこはにわとりなので、犬や猫のようにトイレを覚えてくれません。 そのため室内での飼育にはオムツががおすすめ。
以下、アメリカのにわとり服デザイナー、ジュリー・ベイカーさんのとってもかわいいInstagramをご紹介します。
また、紙マスクやキッチンペーパーなどで自作することもできるので興味のある方はぜひ調べてみてください。
以上、ペットにできるにわとり「ぷちこっこ」についてご紹介しました!
ぷちこっこは予約してから引き取りまで時間があるので、さっそく予約して準備に取りかかるのはいかがでしょう? しっかりと環境を整えて、家族の一員として暖かく迎え入れてあげてくださいね。