トリミングだけじゃない! ワンちゃんのためにトリマーがやっていること

トリミングだけじゃない! ワンちゃんのためにトリマーがやっていること

「犬の美容師」とも言われるトリマーですが、物言わぬワンちゃんが相手だからこそ、トリマーは美容以外にももっとたくさんの点を見ています。
今回は実際のトリマーさんがワンちゃんのためにやっていることをご紹介します!

歯磨き・歯石取り・歯茎マッサージ

「何を当たり前な……」と思われるかも知れませんが、人間の美容師はこんなことしませんよね?
人間同様ワンちゃんも、お口の健康状態は寿命にも直結するといわれ、日々のケアはとても大切です。
ワンちゃんは人間に比べ、虫歯になりにくい代わりに、歯周病にはなりやすいと言われています。
そして、歯周病の病巣から菌血症を起こせば心臓病、腎臓病、肝臓病等のリスクも高まります。
美容だけでなく健康にも目を向けて、ワンちゃんとの暮らしをサポートするのもトリマーのお仕事です。

肛門腺絞り(こうもんせんしぼり)

ワンちゃんの肛門の両サイドには「肛門腺」とよばれるマーキングのための臭いの強い分泌液をためる袋があり、ここに液が溜まりすぎると破裂したり、化膿してしまいます。
自力で排出できるワンちゃんもいますが、できないワンちゃんも多くいるため月に1度程度、この肛門腺を絞って分泌液を排出してあげる必要があります。
慣れれば自宅でも簡単にできるため、トリマーさんにやり方を訊ねてみてもいいかも?

肉球ケア・肉球マッサージ・肉球エステ

「過保護すぎでは?」と考える飼い主の方もいるかも知れませんが、いえいえ、そうとも限りません。
シニア期のワンちゃんは、肉球にできた厚い角質層がひび割れ、出血を起こす場合があります。
基本的にワンちゃんは屋外でも裸足ですから、傷はなかなか完治せず、傷口から病原菌が入る恐れもあります。

また、室内のフローリングで生活するワンちゃんには滑り止めのためケアを行うケースもあります。

「どういった目的のために」「どういった方法で」「何を、どう行うか」を正しく把握したら、何が必要で何が過保護かが見えてきますね!

美容パック

言わずと知れたハーブパックやシルクパック、ジェルパック、クレイパック、薬浴、オゾンマイクロバブルシャワー、炭酸泉などなど。
ノミやダニ、皮膚病を防止するためのものから毛ヅヤや発色をよくするためのものまで、たくさんの美容メニューがあります。

爪切り

爪切りを行わずに放置すると、爪が内側に丸まり、肉球に突き刺さることがあるため、2~3週間に1度程度は爪切り、やすり掛けが必要です。
放置すると爪の長さに応じて爪の中の血管、神経も伸びてくるため、最悪の場合神経ごと爪を切らなくてはならなくなります。
もちろん痛みもありますし、出血もします。少しの間歩けなくなるワンちゃんもいます。そうならないためにも定期的な爪切りが必要です。

耳掃除・耳毛抜き

ワンちゃんの耳の皮膚はとってもデリケート。
常に清潔に保ち、炎症や化膿を起こす「外耳炎」を防がなくてはなりませんが、逆に強くこすって傷をつけたり、濡らして湿度を上げすぎても「外耳炎」の原因となります。

トリマーのお仕事のまとめ

このように、トリマーは美容のみならず、ワンちゃんの健康面にも精一杯気を使って常にワンちゃんの様子をチェックしています。
いつものトリミングのあとに、チェックした健康状態を伝えてくれるトリマーさんがいたなら、それは間違いなくいいトリマーさんです!
ペットサロンで本格的な検査はできませんが、病院に行くべきか迷った時は是非トリマーに相談してみてくださいね!

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