でも、しつけが上手くいかないのはもしかしたらしつけのやり方が問なのかもしれません。

そこで今回はワンちゃんの正しいしつけについてご紹介したいと思います。

「怒鳴る」「叩く」は絶対にダメ!

ワンちゃんが言うことを効かなくてついイライラして怒鳴ったり叩いたりしていませんか?

もしやっていたらこれは要注意。犬に体罰を加えるのは全くの逆効果です。 ワンちゃんと飼い主さんとの信頼関係にヒビが入り関係修復できなくなってしまう恐れもあります。

しつけはお互いに信頼しあっているのが基本中の基本です。 今すぐにやめましょう。

要求をされるがままに応えてあげる

「えっ! ダメなの?」と思いますよね。 大好きだから応えてあげたい。その気持ちはとてもよく分かります。

ですが、ワンちゃんの言う通りに答えてあげてたら主従関係が崩れてわがまま犬になってしまう恐れがあります。 あくまでも主人は人間だということを忘れないでください。

しつけの「コマンド」は家族で統一に!

コマンド――つまり「まて」や「おすわり」、「ダメ」などの事ですが、家族間で統一の言葉にしないとワンちゃんが混乱してしまい、覚えられません。 なるべく短い単語で統一の言葉にしましょう。

食事は飼い主さんが先に!

ワンちゃんの世界では基本的に食事はその群れの中で一番のボスが最初に食事をします。 なのでワンちゃんからご飯を先にあげてしまうと自分がボスだと勘違いしてしまうんです。

食事は飼い主が食べ終わってからあげてくださいね。

散歩は必ずリードを付けましょう!

たまーに見かけるノーリード散歩。

これ絶対に止めましょう! いくら大人しくてノーリードでも飼い主さんに着いてくる子でも、もし何かの拍子に他の犬や人を傷つけてしまったら?

トラブルの元となります。

ワンちゃんはパニックになると何をするか分かりません。 リードを付けることはワンちゃんをコントロールする事にもなるので、飼い主が主導を握っていることにもなりしつけの一環にもなります。

ノーリードは絶対に止めましょう。

ワンちゃんが家中いつでも自由に動き回れる

雨で外に出られない時などは運動不足解消にもなるし良いんじゃないか? と思いますよね。

でも、ワンちゃんが自由に動き回れるということは犬のテリトリー(なわばり)を広げることになり、無駄吠え等の原因にもなります。

もともと犬は狭い場所が好きな習性があるので、ケージやキャリーバッグのような狭い場所は最もリラックスできる場所です。 それに伴い「ハウス」を覚えさせておくとお出かけ時や動物病院に行く際など、出来るだけリラックスさせて移動することができますよ。

ワンちゃんの名前で叱らないで!

名前で叱る、つまり「ダメ!」と言うところを名前で「〇〇!」って怒ってしまうことです。

叱るときはとっさの事も多く、つい名前で叱ってしまうんですよね。

ですがそれを続けているとワンちゃんが「自分の名前を言うときは怒っている」と勘違いして、自分の名前におびえてしまう可能性があります。 叱るときは名前以外の言葉を使いましょう。

過度な抱っこ

小型犬は特に、つい可愛くて抱っこしてしまいがち。

ただし、犬は高い場所にいると自分がボスだと勘違いしてしまう傾向があります。 つまり、自分より低い位置にいる人や他の犬に対して、わがままになって言うことを聞かなくなってしまうため注意しましょう。

罰のための「ハウス」

先述のとおり、「ハウス」は犬にとって最も安心できる場所でなくてはなりません。 悪い事をした罰でハウスに閉じ込めてしまうと、愛犬にとっての「ハウス」が居心地の悪いものになってしまいます。

「ハウス」がいつでもリラックスできる場所であるために、罰に利用するのはおすすめできません。

ソファやベッドを自由に使える

犬は常に相手が自分より上か下か、見極めながら暮らしています。 先述の通り、目線が飼い主さんより高くなってしまうのは好ましくありません。

特に良くないのが、ワンちゃんがソファやベッドに居て、飼い主さんが床に座っている状態。 自分がボスだと勘違いしてしまうため、できるだけ避けましょう。

いつもやっているワンちゃんのしつけ、いかがでしたか?

対等なパートナーであり、家族でもある愛犬との付き合い方はプロでもなかなか難しいもの。

それでも人の社会で暮らしていくにはしつけは必要不可欠で、不十分なままではなによりワンちゃん自身のストレスに繋がってしまいます。 しっかりしつけを行うことは飼い主としての責任であり、愛情の形でもあるんです。

他ではない愛犬のためにも、時には厳しくしっかりとした関係を築いていきたいですね。

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