動物愛護法が改定され、行政に許可をもらわなければ販売できなくなりましたが、 お金儲けのためだけにブリーダーをしているお店は、後を絶ちません。

ブリーダーを探す前にやっておきたい事

まず、これから飼いたい種類について、しっかり調べましょう。 心疾患やアレルギー、皮膚炎などの慢性疾患を持ちやすい種類もいます。

たとえば、

  • ダックスフントは、ヘルニアになりやすい犬種です。
  • ゴールデンレトリバーやトイプードルは、関節に遺伝性の疾患をもちやすい犬種です。
  • li>スコティッシュフォールドは、遺伝的に関節炎をおこしやすいです。

また、珍しいからと強引に勧めてくることがあります。 スタンダードとかけ離れた変わった毛色や体の大きさは、 生まれつきの疾患や障害を持つ事も少なくありません。

人気種は急に需要が伸びて、無理な繁殖をさせられていることもあります。

良心的なブリーダーと悪質なブリーダーを見分ける方法

ホームページで細かく紹介がされている

子犬、子猫だけでなく、親犬、親猫も紹介されているところは目安になります。

ブログで成長や環境を紹介しているところもあります。

また、販売には「動物取扱業者登録」が必須です。必ず確認しましょう。

扱う種類が少ない

好きな種類を育てているので、ブリーダーさんの愛情と熱意が違います。 「ブラックのトイプードル専門」と毛色にもこだわるところがあるほどです。

逆に、流行の人気犬種ばかりたくさん扱っているところは、おすすめできません。

電話での対応をみる

ブリーダーに見学できるか、直接問い合わせてみましょう。 電話の対応の第一印象は大切です。

親犬、親猫、育てている環境を見せてもらえる

悪質なブリーダーは不衛生で劣悪な環境のため、見学をさせてくれません。 親犬、親猫を見る事で、将来どのような体格や顔つきになるか、おおよその目安にもなります。

生後まもない子犬・子猫を販売しない

2013年現在、法律により生後45日にならないと販売が出来ません。 最低でも47日〜56日が妥当とされています。 小さくて可愛いからと、乳離れしてすぐ引き離すと体調を崩しやすくなります。

また、親兄弟との遊びのなかで噛む加減などを学ぶ事ができません。 かみ癖や吠え癖など、問題行動を起こしやすくなります。

ワクチンの接種、体調が悪い場合は販売しない

生後8週前後には、必ず一回目の最低限のワクチンを受けている事。 接種されていれば、証明書が獣医から発行されています。

血統書が確認できるかどうか

純血種でないにもかかわらず、見た目では分かりにくいからと安く販売する事があります。 意図的に交配させた場合も、もちろん血統書はありません。

犬の場合、JKCからの発行だと基準が厳しいです。 猫だとCFA、TICAもしくはこの2団体の傘下にある代用血統書だと信頼できるでしょう。

フォローがしっかりしている事

色々な質問をしたときに、すぐ答えが返ってくると安心ですね。 ただ可愛いとすすめるのではなく、 その子の性格を把握していると、愛情が感じられます。

また、連れて帰ってすぐに体調を崩した場合などに、 相談や対応がしっかりしているところをおすすめします。

通販は気をつけて

遠方からでも飛行機など、画像確認だけで通販が可能なブリーダーもいます。

選んだ子と違う、年齢が合わない、長時間の輸送で弱ってしまう……。 トラブルが起こるリスクが高いので、おすすめできません。

ショーに出展しているブリーダーから選ぶ

ショーに出しているブリーダーだと、育てている犬、猫に自信を持っています。 高価になりますが、ペットタイプとしても性格や健康、毛並みなどが格段に違います。 ショーに参加しているブリーダーから探す方法もあります。

悪質なブリーダーは、正しい知識をもって飼うことによって減らす事ができます。 ステキな出会いがありますように。

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