台湾って日本にとても近いよね……日本は大丈夫?

狂犬病は犬や猫だけでなくほとんどのほ乳類に感染する

もちろん、ヒトも例外ではありません。 そして、死亡率が非常に高い危険な病気です。

世界中で、毎日のように狂犬病の犬や野生動物に噛まれ、 たくさんの人が亡くなっています。

日本は狂犬病が発生していない、数少ない国*です(2013年8月現在)。 それ以外では、今回ニュースになった台湾のほか、 オーストラリア、ニュージーランド、北ヨーロッパの一部しかありません。

いつ、どこで狂犬病ワクチンを受けたらいい?

狂犬病ワクチンの接種は1年に一回と法律で定められていますが、 危機感がないせいか、予防接種率が40%と非常に低くなっているのが現状です。

ワクチン接種をしていない限り、治療法はほぼゼロ

もしあなたや飼い犬が、 ワクチン接種を受けずに感染したら……まず助かりません。 それだけでなく、ワクチン接種をしていないと、 狂犬病を発症した動物が近くにいた場合、殺処分の対象になってしまうのです。

現在法律で義務付けられているのは犬です。 他の動物では、猫やフェレット、アライグマなどもワクチン接種の対象です。

犬や猫は厳しい検疫の対象なのですが、 世界中から様々な動物がペットとして持ち込まれています。 鳥インフルエンザのように、いつ、どんな動物から感染するか分かりません。

生後91日以降が対象

日本では生後91日以降に、自治体に犬を飼う事を届け出る義務が有ります。

これを畜犬登録といいますが、 その際に狂犬病ワクチンの接種を受けていなければいけません。

初めの1回だけはワクチン接種代とは別に、3,000円の登録料がかかります。 毎年4〜5月に自治体で行われる集団接種での料金は、3,000円。

また、指定された動物病院でもワクチン接種を受けることが出来ますが、 その場合は料金がやや割高になる事が多いです。

子犬を受け取るときに、混合ワクチン接種の証明書をもらう事があります。 この場合、生後91日未満である事が多いため、 狂犬病ワクチンは含まれていませんのでご注意ください。

いつごろに狂犬病注射をするか分からない時は、かかりつけの獣医さんと相談しましょう。

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