7月中旬に、怖いニュースが流れました。
台湾で撲滅されたはずの狂犬病が、52年ぶりに野生動物に感染している事が確認されたのです。 愛犬家の中でも、ツイッターなどのSNSで大きく反響がありました。
7月中旬に、怖いニュースが流れました。
台湾で撲滅されたはずの狂犬病が、52年ぶりに野生動物に感染している事が確認されたのです。 愛犬家の中でも、ツイッターなどのSNSで大きく反響がありました。
台湾って日本にとても近いよね……日本は大丈夫?
もちろん、ヒトも例外ではありません。 そして、死亡率が非常に高い危険な病気です。
世界中で、毎日のように狂犬病の犬や野生動物に噛まれ、 たくさんの人が亡くなっています。
日本は狂犬病が発生していない、数少ない国*です(2013年8月現在)。 それ以外では、今回ニュースになった台湾のほか、 オーストラリア、ニュージーランド、北ヨーロッパの一部しかありません。
狂犬病ワクチンの接種は1年に一回と法律で定められていますが、 危機感がないせいか、予防接種率が40%と非常に低くなっているのが現状です。
もしあなたや飼い犬が、 ワクチン接種を受けずに感染したら……まず助かりません。 それだけでなく、ワクチン接種をしていないと、 狂犬病を発症した動物が近くにいた場合、殺処分の対象になってしまうのです。
現在法律で義務付けられているのは犬です。 他の動物では、猫やフェレット、アライグマなどもワクチン接種の対象です。
犬や猫は厳しい検疫の対象なのですが、 世界中から様々な動物がペットとして持ち込まれています。 鳥インフルエンザのように、いつ、どんな動物から感染するか分かりません。
日本では生後91日以降に、自治体に犬を飼う事を届け出る義務が有ります。
これを畜犬登録といいますが、 その際に狂犬病ワクチンの接種を受けていなければいけません。
初めの1回だけはワクチン接種代とは別に、3,000円の登録料がかかります。 毎年4〜5月に自治体で行われる集団接種での料金は、3,000円。
また、指定された動物病院でもワクチン接種を受けることが出来ますが、 その場合は料金がやや割高になる事が多いです。
子犬を受け取るときに、混合ワクチン接種の証明書をもらう事があります。 この場合、生後91日未満である事が多いため、 狂犬病ワクチンは含まれていませんのでご注意ください。
いつごろに狂犬病注射をするか分からない時は、かかりつけの獣医さんと相談しましょう。