犬が車酔いを起こすとどうなる?

犬は人間よりも平衡感覚が優れているため、実は人間以上に車の揺れや振動に敏感です。 特に大型犬は体が大きいぶん車の揺れで体が揺られやすく、小型犬以上に注意が必要です。

もしも愛犬と車に乗っていて、

  • 震え
  • 大量のよだれ
  • 頻繁なあくび
  • 落ち着きがない
  • 嘔吐

のような症状を見せたらそれは「車酔い」の症状。 ドライブ中は犬の様子に変化がないか、注意して観察する必要があります。

犬の車酔いに有効な対策は?

車酔いには耳の奥深くにある「三半規管」という気管が大きく関わっています。 この事を念頭に置いて、次に簡単にできる車酔い対策をご紹介していきます。

犬を車に慣れさせてあげる

あなたの愛犬があまり車に乗りなれていない場合、いきなりの長距離のドライブは負担が大きいかも知れません。 犬の立場からすると、未知の乗り物に緊張しならが長時間の慣れない揺れに耐え続けることになってしまいます。

まずは近所へのお買い物など、ちょっとしたお出かけの時に車に乗せ、少しずつ慣らしてあげましょう。 また、初めのうちは抱っこしてあげる、声を掛けてあげることで不安を和らげてあげたり、気をそらしてあげましょう。

もちろん安全運転を心がけ、急発進や急停止を減らす事で揺れを減らしてあげることも重要です。

あえて不自由にしてあげることも?

車の中で犬をフリーにしていると立ちあがったり座ったりせわしなく動き回ってしまい、結果的に車の揺れを大きく感じてしまいます。 キャリーケースやケージに入れて体を固定してあげることで、揺れの体感を抑えてあげられるためぜひ活用してください。

ドライブ前の食事は2〜3時間前に

通常食べ物の消化には2〜3時間程度必要なため、その間に車酔いを起こしてしまうと嘔吐に繋がることも。 また、空腹状態も車酔いしやすい状態になってしまうため、ドライブの3時間ほど前までに食事を済ませてしまうのが好ましいでしょう。

もし車内で吐いてしまっても対処できるよう、ドライブシートを準備しておくと安心です。

車内の「匂い」は最小限に

車の中には芳香剤や排気ガスなど様々なニオイが充満しています。 犬は人間よりも嗅覚が優れているため、これらは刺激臭でしかなく、車酔いを起こしてしまう子もいます。 犬と車に乗る時には換気をこまめに行うなど工夫も必要です。

こまめな休憩で外の空気を吸わせてあげる

ドライブの際はできれば1時間ごと、少なくとも3時間程度で休憩させてあげましょう。 最近の高速道路のサービスエリアにはドックラン併設の場所も増えてきています

そういった場所に連れて行ってあげることでリフレッシュできるのはもちろん、「ドライブは楽しい!」と教えてあげることも大切です。

ドライブは楽しい!

犬によって酔いやすい子もいれば、逆にまったく酔わない子もいます。 「うちの子は大丈夫!」と思っていても、加齢をきっかけに突然酔いやすくなってしまう子もいるのです。 酔ってしまった場合は落ち着くまで車を停め、優しくなでたり、声をかけてあげましょう。

何より大切なのはドライブは楽しいものだと教えてあげること。 犬は賢いため、嫌なことがあるとそのことをずっと忘れません。 車に乗ることは怖い事じゃないと教えてあげましょう。

そうすることで緊張がほぐれ、車酔いが治まる子もいます。 犬は大好きな飼い主さんとだったら一緒に乗り越えていこうとする生き物です。 犬を安心させてあげることが最も重要です。

愛犬の車酔い対策まとめ

人も車酔いになると辛いように、犬たちも同じです。

冬休みに旅行の計画のある方は、ぜひ万全の準備を整えてたくさんの思い出を作ってきてくださいね。 愛犬とのドライブが楽しいものになりますように!

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